“In meditation we dive into the vast sea of Consciousness. We do not have to ask God for Peace or Light because we are swimming in the sea of divine qualities. At that time God gives us more than we can ever imagine.
Sri Chinmoy, Prayer-World, Mantra-World and Japa-World, Agni Press, 1974
本名チンモイ・クマール・ゴーシュ。1931年、東ベンガル(現在のバングラディッシュ)のシャクプラという小さな村に7人兄弟の末っ子として生まれました。1944年、12才のときに両親が他界、南インドのポンディチェリーの近くにあるスピリチュアル・コミュニティー、、シュリ・オーロビンド・アシュラムに入りました。それから20年間、長時間の瞑想、陸上競技のトレーニング、詩や随筆などの著作、精神性を表現する曲の作詞・作曲をはじめとして、そこで精神的な修行の日々を過ごしました。
10代の前半に、内的な深い経験を数多く体験し、その後、とても高い瞑想の境地を極めました。1964年、彼が培った内なる果実を西洋の誠実なシーカー(真実を求める者)と分かち合うため、ニューヨークへ渡りました。
アスピレーションとは、心が絶え間なくより高く深い現実を熱望することですが、シュリ・チンモイはアスピレーションを、宗教、文化、スポーツ、科学におけるあらゆる偉大な前進の背後にある精神的な力であると捉えています。心に生き、常に自己超越を熱望することによって、人は自分自身の最高のものを前面に出し、真の満足へ至る道を見つけることができるのです。
彼の言葉によれば、
“私達のゴールは輝かしいところからより輝かしいところ、最も輝かしいところへと進むことです。高いところから、より高いところ、最も高いところへと進むことです。そして、最も高いところにあっても、私達の前進に終わりはありません。なぜなら、私たち一人一人の中に神ご自身が宿っており、神はご自身の現実を刻々と超越しているからです。”
シュリ・チンモイは、世界中のおよそ60カ国の生徒たちに精神的な指導を行っています。そして、祈りや瞑想といった内面的な鍛練を、ダイナミックな現代の生活に組み入れたバランスのとれたライフ・スタイルを奨励しています。
シュリ・チンモイの生涯は、創造には限界がないということをまさに表現しており、それは音楽、詩、絵画、文学、スポーツの広い領域に及んでいます。このそれぞれの領域において、彼の貢献は素晴らしく多大なものです。
彼は定期的に世界中へ赴き、コンサート、講演、公開瞑想を行いました。また、世界中の生徒たちと懇談し、世界の数多くのリーダーと精神性について語り合いました。シュリ・チンモイは、これらの精神的な指導、コンサート、講演、公開瞑想をすべて無料で行ないました。
シュリ・チンモイは2007年10月11日早朝マハサマディに入りました。マハサマディとはスピリチュアル・マスターが身体を去る時のことを指します。